回向(えこう)とは、読経(どきょう)やお念仏の功徳(くどく)を、ご先祖さまや亡くなられた方のために回し向けて、ご供養(くよう)することです。
お念仏を申し上げながら、亡き方が善き道へ進めるようにと阿弥陀さま(あみだ)にお願いをすることです。
やがては私達も同じ場所に参ります。そのことを信じ、亡き方が見守ってくれることを感じる時間になればと願いながら、お勤めをしております。
- 水子回向(水子供養)
- この世に生まれるご縁が熟さなかった小さなおいのちを、ご回向致します。
- ペット回向(ペット供養)
- ずっと一緒におられた家族ともいえるおいのちをご回向致します。
- ご法事(49日忌や1周忌など)
- 人は永久には生きられません。いずれ父母、祖父母などのご先祖のおられる場所に帰っていきます。大事な絆を結んだ方を遺して…
大切な方に見守られているという想いは、豊かに生きる為に大きな糧となります。諸々の事情で、ご回向できなかった方への供養も致します。善いことをされるのに、遅いはありません。
- 自死者回向
- 突然の別れ。悲しい、後悔、苦しい、怒りなど複雑な想いをなさっていると思います。一人で苦しまずに、仏さまとご一緒に考えるお手伝いをしたいと思っております。
- ご葬儀について
- 通夜・告別式を通して、阿弥陀さまに亡き方をお迎え頂く為の大事な儀式です。亡くなってすぐに諸々と決めなければならないこともあります。安楽寺には亡き方がご自宅に事情によりお帰りできない時は、お預かりする場所も用意しております。また、家族葬から数百名規模のお葬式までできるホール等を用意しております。近年は、迷惑をかけないようにと仰る方が多くなりました。今まで懸命に子供を育てられたり、十分に社会生活を送って来たのではと思います。一番頼って欲しい家族にさえ迷惑だと思われると、家族間の断絶を生んだり、後に遺された方は、ある意味で、自信を無くす生き方をされる場合があると経験的に知りました。葬儀社さまのご協力によって、費用を抑えながらお勤めをする方法もあると思います。お元気な内にご相談されるのも一つだと思います。葬儀社さまのことも含めて、いつでもご相談にのれる準備をしています。
- お布施について
- 各種ご回向についてのお布施は、それぞれのお家で事情も違うと考えています。無理の無い範囲を双方で決めて行ければと思っております。
- 共同墓地
- 後を見る方がおられなくなった場合、共同墓地に移って頂き、安楽寺でお参り致します。今までずっと紡いで頂いた仏さまとのご縁を大事に、ずっと大切にご回向致します。それが、住職がいるお寺ならではと思っております。